朝起きたらNY株式市場は反落していた。これは昨日の注目だったアメリカ雇用統計が、雇用の底堅さを示し「インフレ鈍化・マイルドな景気良化」と考えられ、序盤は買いが先行した、結局はこれらの指標が金融政策を方向付けるほどの内容ではないとの受け止られ、取引終了にかけて売りが優勢となったようだ。とにかくここまで強かった半導体株にも利確の売りが広がり、全体を押し下げた。
日本もそうだが半導体がここまで強すぎた。レーザーテック(6920)で売り買い繰り返して小遣いを稼いでいたが、昨年11月頃からの急な半導体の上昇に売りを損切りできず、また鉄則を無視して取り返しを狙ったところ、昨年から今年にかけて2,000万の損失を覚悟。
そもそも半導体業界にはシリコンサイクルという3~4年周期で好況と不況が入れ替わる景気サイクルがあり、米国の半導体銘柄のフィラデルフィア半導体指数の騰落率と世界の半導体売上高の伸び率の推移はおおむね連動している。直近では生成AIの実用化が急速に進んでおり、半導体の好況が通常より長く続く「スーパーサイクル」に入り、3~4年周期でなく中長期的に上昇する可能性があるなと。
一方、ここ2、3日東証の半導体株は少し元気がなく、昨晩のフィラデルフィア半導体指数も$-208.05と、月曜の東証半導体銘柄も上値が重くなるだろう(希望的観測)。しかしここが買い時なのではないだろうか?半導体の醍醐味はアップダウンのボラの激しさでもあるが、勇気を持って突っ込むべきか、しかし他の日経銘柄と同様に十分に高値圏でもある。将来的には高い成長期待と、株価のボラの特徴を踏まえた「長期積立投資」が有効なんだろうな。
月曜からは様子を見るとともに、来週は3月の配当株を少し利確していこうかなと。そうこうしているうちに半導体が落ち着いてきたら持っているショートを全て切る!
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