チャンピオンズベスト8の1stレグ。勝っておきたいバルサはアゥエイでPSG。エンリケとシャビのバルサOB監督のお互いがよく知り合っている因縁の対決。新旧バルサの監督対決とも言える。結果的にはバルサの衝撃逆転勝利でアウエイで貴重な勝ち点。
フォーメーションみるとちょっとエンリケ奇策を打ってきた?マルキーニョスをサイドバックに置き両ワイドにエンバペとデンベレというワールドクラスの破壊力。正直怖い。中央にアセンシオ、実際のゼロトップてきな扱いか。バルサのクバルシはチャンピオンズリーグ史上最年少のCBスタメンという快挙。末恐ろしい高2。お互い4-3-3でデンベレ・エムバペにクンデとカンセロ、その補助にアセンシオが入る。またカンセロにサイドのマルキーニョスがつくというなんとも難しいガチンコ。
序盤、バルサは全くボール繋げられない。高い位置にデンベレ・エムバペがいるので、かなり守備に意識を持って行かれている。PSGはサイドチェンジをして揺さぶってくる。そのサイドにヤマルとラフィーニャが対応。36分にラフィーニャがヤマルからレバンドフスキへのこぼれにミドルで打ってくる。ドンナルマも対応できず見事にゴール。
後半にエンリケが修正してくる。アセンシオに代えてバルコラを入れてサイドにはいる。デンベレがゼロトップでアセンシオのところに入る。エムバペとデンベレが左に入り恐怖の左サイドを形成しクンデを攻めまくる。結果アラウホが引きずられ右寄りになってしまい右WGのバルコラが浮いてくる。
47分デンベレの見事なゴラッソ、古巣の前で思いっきりガッツポーズ。メジャーリーグなら次の打席で狙われとるわ。50分にヴィティーニャであっという間に逆転。やはりというか、強力すぎてちょっと嫌な流れも出てきた。
シャビも後半動く。デヨング下げてクリステンセン。ヤマルにフェラン、セルジ・ロベルトにペドリを投入。61分にペドリの超一流浮かせスルーパスにラフィーニャのダイレクトボレー。後ろからくるボールに合わせる超一流同士のゴール。ラフィーニャも下がりジョアンとフェランというフレッシュなWGで、レバのポストのこぼれに合わせていくという流れを作り始める。このゲーム通してレバはPSGのCBベラウドとの1対1で完勝し続けていて前を向いてボールを持てている。
後半、イガインを替えたPSGは少しボールを散らせなくなってくる。地味に効いていたイガインを外したことでPSGは中盤でボールを保持できなくなってきた。バルサはクンデが1対1で抜かれず、また両WGも守備域式高く深い位置まで戻ってくることにより、エムバペ・デンベレが活きない守備をする。
そして76分、ギュンドアンのコーナーからクリステンセンがヘッドで合わせて決勝ゴール。ドンナルマ対応できなかったか?!とも思ったが、あまりにもボールが良かった。
最終的にバルサの特定の選手の個の力が、PSGの特定の選手との個に特定の組み合わせで勝っていたことが、勝敗を分けた。全体の個ではPSGに分があったように思える。これは2ndレグも非常に楽しみ。結構な撃ち合いになってくるのでは?
コメント