CLでいい試合をしてベスト8に名乗りを上げた両チーム。しかしリーガ29節では大きく差が出た。ホームのメトロポリタンでは無双状態でのアトレティコ。カンセロは体調不良で若手のフォルト。クリステアンセンが足の痛みで安静をとったため、ダブルボランチでギュンドアンの相方はセルジ・ロベルト。CBは安定のアラウホとクリバシ。一方アトレティコはコケを休ませてバリオスをボランチに。FWはメンフィスではなくモラタを起用してきた。
序盤はアトレティコのペースでGKとDFの連携ミスからバルデスが惜しくも外す。前半アトレティコは惜しいチャンスをモノにできず終わってしまったのが結果的に痛かった。
37分にギュンドアンの持ち出しからレヴィ、からのジョアン・フェリックスに決められる。アトレティコにとっては辛い1点。ジョアンはシメオネから追い出されるような形でのレンタル移籍だったので、かなりの問題児かと思ったが、今シーズンは完全移籍を目指したいのか、ここまでは大人しくやっている。
41分にシャビ監督の退場という余計なハプニングも前半はあったり(今期17枚目のイエロー+今回のレッド)、終了直前のモラタの惜しいシュートもあったりしたが、0-1で折り返す。
後半は46分にレヴィの13ゴール目の追加点。腹筋の強さが見て取れるゴール左隅ギリギリのシュート。これではオブラクも届かない。なんとなくレヴァンドフスキも復調の兆し。もう終盤も終盤だけど。その後52分にテアシュテーゲンのスーパーセーブが連発したりしてムードはなんとなくバルセロナ。そして65分にクンデからのレヴィのクロスにフェルミンのヘッド。ヴィッツエルもヘッド届かず。フェルミンはCLに続き調子を維持している。
一方、アトレティコはなかなか枠にシュートがいかない。GKがテアシュテーゲンなので、コースを狙い過ぎているのか、上に横に外してしまうシーンが多い。
アトレティコはアディショナルタイムにモリーナのレッドで次節ビジャレアル戦に出れないのが痛い。少し息切れしてきたジローナがヘタフェに敗れたため、バルサは2位浮上。レアルまでは相変わらず8点差で厳しいが、なんとか2位をキープできれば退任予定のシャビもカッコがつく。
MVPは文句なくレヴァンドフスキ。バルセロナは2月1日のオサスナ戦から10試合で7勝3分で負けはなし。皮肉にもシャビの退任が決まってから調子を上げてきている。これでフランキーやペドロ、ガビが復帰してくればCLも期待できるかも?!
アトレティコはこれで5位に後退してしまった。きっちり4位に入りたいのと、CLも狙いたい、そんな二兎を追う者、一兎をも得ず・・・みたいにならないようにして欲しい。
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